保育園沿革

園内施設イメージ

新田保育園は開設当初から、保育園の役割として「子どもたちの健やかな成長」と「保護者が安心して働ける」ようにしっかりと位置づけ、保護者同士が連帯して学びあい、豊かな子育てができるような園づくりをしてきました。
また、70年を超えるその歴史のなかで、保護者・地域の方々の協力・援助を受け、共に築いてきたことに大きな特徴があります。
昭和22年、まだ戦後の混乱した社会の中で(児童福祉法制定の年)地域の保護者たちの切実な保育要求と協力によって、青空保育でスタートしたのが新田保育園の誕生でした。

その後、東京都の古バスを払下げてもらい「バス保育」をしてきましたが、子どもの数が多くなったり雨の日や冬の寒い時期など、保育をすることがとても困難な状況になりました。
保護者や職員の中から「園舎建設」の声が高まり、昭和26年に畑山元理事長(当時、東京セロハン工場長)と茂出木元理事長のご尽力で木造の園舎が建設されました。同時に定員30名の保育園として東京都の認可を受けることができました。

そして、昭和32年に園舎増築を行ない118名の定員になりました。昭和43年には園舎老朽化が進み全面改築を行なうことになりました。園舎改築にあたり保護者と職員が一体となって建設資金づくりの活動(バザーや行商、地域の方々に募金の協力など)をして改築を行い、同時に定員130名の保育園として「社会福祉法人」の認可を受けることができました。

その後も約20年間は保護者と共にバザー等を行い、その収益を建設借入金返済に充ててきました。現在ではその収益を「保育行事費(人形劇等の上演)」「備品購入費」「修繕費」として、子どもたちのために保育条件の改善に使ってきています。

平成12年度から「0歳児保育」を、平成14年度より「延長保育(夜7時30分まで)」を実施してきています。また地域の子育て支援活動として、平成16年度途中より子育て広場を週1回行なってきました。平成30年11月には「70周年」を迎え、記念式典・記念行事・同窓会を行ないました。

建て替えから40年近くなり、園舎の老朽化に伴い、平成17年度から3年間、園舎建て替えの計画立案・実施を行い、平成20年3月に新園舎が完成しました。平成20年度から乳児定数を増やし、開所時間の延長をし、子育て支援の新事業として一時保育、子育てサロン新田を始めました。これからも新田地域の中で子育て支援としての役割をさらに果たし、地域から一層信頼され役に立つ保育園として取り組んでいく所存です。